レポート[C]みなさんのレポート【外科手術関連編】[2]

掲示板などに書かれたみなさんの体験談・情報などをアップしています。

【外科手術関連編】[2]

31.シーネとは・・ / usyonekoさん

32.ガミーの手術 / スピカさん

33.除去手術+オトガイ形成 / ひっきーさん

34.下顎+オトガイ手術 / すずめさん

35.除去手術から1ヶ月 / ひっきーさん

36.上下の手術 / にゅーじーさん

37.上下顎手術 / hoyaさん

38.上下顎手術 / のりさん

39.上下顎手術 / みきぞうさん

40.上下顎手術 / トントンさん

41.下顎手術 / らーらさん

42.術後1ヶ月+1週間 / りんぞーさん

43.術後1ヶ月+5日の様子 / popoさん

44.上下顎手術 / りんぞーさん

45.下顎手術 / ありささん

46.下顎手術(カナダにて) / マギーさん

47.術後1ヶ月+24日の様子 / トントンさん

48.オトガイ形成術&除去手術 / らーらさん

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レポート[C]みなさんのレポート

31 シーネとは・・ / usyonekoさん

「シーネ」とは一般に「プレート」や「スプリント」と呼ばれているもので、樹脂で作られた普通1〜3mmぐらいのものです。
顎関節症の治療に使われるものとほぼ変わらないと思います。
私はプレートと呼んでいるので以下「プレート」で統一しますね。
リテーナーは歯冠のない総入れ歯のような形で、歯肉側から歯列を押さえて固定しますが、プレートは咬合部に咬ませて噛んだときに顎が動かないようにするもので、用途の全く異なるものです。

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32 ガミーの手術 / スピカさん

私は笑わなくても歯茎が少し見えてて、しかも歯茎ごと前突してたから、唇を閉じる事ができませんでした。ガミーフェイスだと言われました。かなりひどいガミーだったんだと思います。なので、手術もガミーがメインの手術だったようです。

上顎の骨を切って、骨ごと歯茎を短くするということでした。
上顎は上に10ミリ、奥に5ミリ動かして、そのままだと開口になってしまうので、下顎も上顎に合わせて動かしました。さらに、笑った時に唇が上がりすぎないように唇を引っ張りあげる筋?(or筋肉?)を切ったそうです。
その影響か、術後しばらくは上唇が動かなくて、苦労しました。(唇が閉じない、ストローが吸えない、コップから飲めない、うがいができない)
術後5ヶ月の今では、上唇はちょっと動かしにくい時もあるけど、見た目には普通に動いてると思います。
ガミーはすっかり解消されて、もう大笑いしても歯茎は見えませんよ。

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33 除去手術+オトガイ形成 / ひっきーさん

除去手術+オトガイ形成から生還しましたー!!今回は鼻チューブも血抜き管も(あれはキツイよね)なかったので楽勝〜♪と言いたいところですが・・・入院は8日間、腫れはまだ残ってます。それと、顔を圧迫してたので、内出血なのかな?顔面に黄色、紫の部分が出来てしまい、怖い〜
1番悲惨なのは、頬から顎にかけて、幅7−8cmくらいのテープを貼られてたんですが、テープかぶれで水ぶくれがたくさん出来ちゃったんです。その跡が赤くなってて、ほんと、今、ひどい状態なんですよ。きれいに治るのか、心配で心配で・・・
わたしは下顎手術からかなり時間が経過してしまったので、なんと、完全に除去できなかったんです。骨とチタンスクリューがすばらしく吸着していたらしい。で、除去できる部分だけ、切り取ったって感じなんです。手術うけられた皆さん、除去は術後半年〜1年くらいに行うのがベストみたいですよ!オトガイのほうは、正直いって、あまり変わってないような・・・まだ腫れてるからわかんないですけどね。つらい思いしたのに、ネジはとれないし、顔ぼろぼろだし、結構落ち込んでます。

今回も全身麻酔でした!手術は2時間くらいで、麻酔から8時間後には起き上がってもOKでした。
食事も翌朝は重湯、お味噌汁(具なし)などで、それが五分粥→お粥って感じで昇格?していったんですが、術後9日目、まだ普通のご飯はムリです。でもほんと、前回に比べれば楽ですよ〜 痛みも少ないし。

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34 下顎+オトガイ手術 / すずめさん

下顎.オトガイ手術が終わり戻ってきました(^^)
3週間の入院でしたが、終わってみて何が一番大変だったかというと..私は、鼻チューブでした。
手術当日の夜は、ICUにいたのですが かなり苦しかったです。
個人差もあるかもしれないし、驚かす訳ではありませんが(^_^;) 
でも、耐えれます!自分が決めた事ですからね。
鼻チューブは、8日目で取れたんですが、その瞬間!嘘のように急に元気になりました(笑)それからは暇で暇で、院内をウロウロしたり敷地内を散歩したり、どこが病人???ってくらい普通でした(^_^;) 
顎間固定されてても、見舞いに来てくれた友達がビックリするほど喋れるし、特に不自由はなかったですっ。
つらかったのは、長い長ーい人生の1週間だけでした。
それも、日に日に良くなっていくのが分かるし、終わってみると、もう忘れちゃうくらい前の事に感じます。
病院の先生、看護士さん、矯正の先生、家族、友達..すごく多くの人に良くしてもらって、色んな意味でいい経験をしたと思います(^^)
もちろん結果は、大満足です。矯正&手術して良かったです。
退院したばかりですが、固い物が食べれない事以外は入院前と全く変わりないくらい普通で元気です!

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35 除去手術から1ヶ月 / ひっきーさん

固定ピン除去+オトガイ形成の手術から1ヶ月過ぎました。口を大きく開けると傷口がつっぱるような感じ、唇からあごにかけてのしびれがまだ残ってます。
あと、重い物を持った時なんか、ちょっと痛むかな。オトガイに関しては、術前・術後のレントゲンを比較して見せてもらったのですが、(確かに写真では少し削られているのですが)見た目はほとんど変化なしでがっかり・・・
手術前にもっと強く主張すべきだったと反省してます。
確かに、かみあわせを正常にするのが目的なんだけど・・

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36 上下の手術 / にゅーじーさん

私は上下の手術を受けました。私も鼻の変化の事は術前に聞いたのだけれども、顎や噛み合わせをすっごく治したかったんであまり気にしていませんでした。で、手術を受けてみて…
私の場合は、鼻の形は変わったと思っています。横に広がった気もするし、上にも向いた気もします。もともと、だんごっぱな&上に向いていたんで、それがよけいに広がってしまったもんでやっぱり少し気になるなぁって感じです。でも、周りから見るとどーなのかなぁ…?写真とかで見比べてみるとやっぱり違うように見えるんです。自分の事なのでちょっとした変化であるかもしれないのにやっぱり必要以上に敏感になっているのかもしれません。
でも、手術前の説明の時に鼻の幅はビス抜きの時とかにまたちょっとしばって少し形を変えることも出来ると聞いたような気がします。{手術前で浮かれていたので、あまり定かではないけれども。} とにかく今は鏡で横顔なんかを見ると手術も受けてよかったと思います。

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37 上下顎手術 / hoyaさん

上下顎手術してから20日程経ちます。
腫れ・痺れなども心配なのですが…今一番心配なのがオトガイを切って前に出したのですが、顎と頬の境目がすっきりしないです。二重顎状態。おまけに境目にちょっとひきつりのようなものがあって不自然です。時間が解決してくれるかな??

私は手術前日の説明で初めてこの手術により鼻の形が変わることを知りました。私の入院した病院ではそのことも織り込み済で、鼻の大きさを計っておいて、手術のときに鼻の後ろから調整したようです。なので鼻自体はあんまり変化は無いですね。でも病院により対応がまちまちのようですので確認されたほうがいいと思います。
私は上顎を5mm上げて同時に引っ込んでいる下顎を上顎にがっちり合うように移動しました。5mm上げた分、やはり顔の肉余りますね〜。まだ腫れが引かない、ってのもあるけども。上にも書いてあるとおり、オトガイを出してるので、余った肉とオトガイの境目が(泣)これは時間と自分の努力で克服します!!

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38 上下顎手術 / のりさん

手術当日
9時45分開始に向けて30分前に筋肉注射しました。手術室に入る前には寝ていました(笑 目を開けると個室(本当は6人部屋)にいました。両方の鼻の穴それぞれに胃までのチューブ・気管チューブ・顎の下には穴が2つ開いていて血抜きチューブが2本出ていました。まずは、味わった事のない苦しさですね。息をしてもしても苦しい。あと、喉の奥でタンが溜まってつまるんです。それを30分おきくらいに鼻から喉の奥まで吸引チューブを入れて出すんです。これがまた・・く・苦しい!!酸素を計れるものがついていてナースステーションでも見てくれていたようです。でも、出してもらわないともっと苦しいので仕方ない・・・って感じでした。何でこんな事したんだろう。あのままでよかった。と、一晩心から思ってました〜これが一晩続きました。

翌日
朝にチューブ2本。尿管が抜けました。抜く時も辛かったぁぁ〜でも、一瞬!!この日、トイレに立ちましたがやっとこ〜でした。あとは、ひたすらベットの上。タンは引き続き吸引です。自分で吸引できるものを渡されたので、少しは楽に・・・唾液もまだ上手く飲み込めませんでした。息ぐるしさもあります。チューブでの、鼻の奥と喉の奥の痛みがかなり残りました。

3日目
顎の下の血抜きチューブが「ジュポっ」っと、音を立てて抜けました〜痛みは大丈夫でした。あとは、何も変わりはないです。顔の腫れはピークで、目の下からどかぁ〜ん!と腫れてました(笑

4日目以降
点滴も抜けて流動食開始。うまいこと飲めませんでした。ストローは吸うのが難しく、スプーンで吸ってました。少しずつ完食できるようになりました。この頃から、ヨーグルト・プリン・アイスが許され、挑戦しましたが、飽きちゃうのと、疲れちゃうので一個を完食は出来ませんでした。ここまでくれば、もう楽勝!!

麻痺・感覚  
術後は口のまわりほとんど無かったです。少しずつピリピリしてきて戻ってきます。今では、上の歯茎がまったく感覚がないだけで他は戻りました。

顔の腫れ
ピークの3日を過ぎるとひいてきます。自分で確認は出来るので楽しい・・?とおいますよ。励みにもなりますしね!今術後11日で、おかめのしもぶくれって感じです。あと、顔前体的にパンパンしてるって感覚があります。

顔の変化
私は上3mm前進・下5〜6mm後退の手術でした。正面からみると「んん〜・・?」って、感じかな。鼻の形は少し広がりました。ちょっと、気になる程度。横顔は変わった!口元がすっきりしたって感じです。かみ合わせは勿論きれ〜になりました。これは感動ですね!

隣の子は下顎の手術でしたが、流れ・腫れ・麻痺全く同じでした。上下・下のちがいはあまり無いようです。上手くかけなくてごめんなさい!!脅かしていたらごめんなさい!私は人より怖がりだから余計だと思いますし、そんな私が出来たんですから絶対大丈夫です!!

今顎間固定中・・・これはストレス溜まりますねぇ!!あと2週間乗り越えられるのか不安です・・・口を!!あけたぁぁぁい!

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39 上下顎手術 / みきぞうさん

私は上下の手術を行いました。上顎は『LeFort-T』右下顎は『枝矢状分割術』、左下顎は『垂直骨切り術』でした。

★入院期間
2月3日入院、6日手術、7日顎間固定、16日顎間固定解除、19日退院すべて予定通りでした。

★手術
11時半頃手術室へ。16時半頃出てきたそうです。
酸素マスクと口からは血抜きのチューブが2本出ていました。
出てきた時の姿があまりにも可哀想で、実母と義母は泣いたそうです。
手術後は、処置室という部屋に一晩いました。
目が覚めてからは頭痛、気持ち悪さ、息苦しさとの戦いでした。
痛み止めの注射は1回うってもらいました。
吸引も数分おきにしていましたが、2回ほど嘔吐しました。
横になっているせいで血液が胃に入ってしまい気持ち悪くなるそうです。
後から嘔吐したものはドロっとした血液が出て、かなりビビリました・・・

私の場合は出血が250程度。自己血は400だけ戻しました。
意識が戻ったら足から輸血されていました。
 
★手術翌日・顎間固定
翌朝8時頃ベットから起き、尿の管を取りました。痛みはなかったです。
それから顎間固定を行うため外来に行ったのですが、ここからが大変でした。
あるサイトで見た顎間固定は、フックに固定のワイヤーをからげて固定していたので、自分もそうなるものだと思い込んでいたのですが私の場合、下は下の歯茎(左右の2番と3番の間の位置)にボルトを固定し上は、小鼻の脇辺りの、先生が言うには『切ってない骨にひっかけて』固定したのです。
上下の顎で固定する。という感じでした。
言葉では言い表せないすごい痛みがあり、恥ずかしながら大泣きしました。

★抜糸・顎間固定解除
抜糸も固定解除も痛みを覚悟しましたが、固定の時に比べたら全然平気でした。
固定解除は一瞬涙が出た程度。
ワイヤーが『ズボッ、グググ』と抜かれた時は怖かったです。

★鼻チューブ・食事
覚悟していた鼻チューブ。私の病院ではありませんでした!
ですので、手術翌日のお昼から流動食を口から飲むことができました。
流動食は、
・ご飯をどろどろにしてご飯粒のないもの
・味噌汁の汁だけ(お昼のみコーンスープ)
が3食常に出て、あとは乳飲料や牛乳、ゼリー飲料などが3種類出てきました。
飽きることもなく毎日おいしく飲みました。

★腫れ・しびれ・鼻の形
先生は少ない方だとおっしゃっていましたが、自分ではかなり腫れていたように思います。
満腹太郎ってわかります?まさにあんな感じです。
5日目位から少〜しづつ引いていくという感じでした。
今現在も左頬に腫れがあり、外出する時はマスクをしています。
しびれは左側にあり、頬から上唇がピリピリします。
2、3ヶ月経てば落ち着くと言われています。
鼻の形ですが、私が思うには変化はありません。
主人は形が良くなったんじゃない?と言っていますが…。

★まわりの反応
家族は顔が小さくなった、丸顔になった。と言っています。
友達には私じゃないって言われました。(笑)

★その他
手術前の浣腸・下剤服用はなし。T字帯もなくパンツOKでした。
女性として、これはかなりうれしかったです。
 
★私の感想
手術後苦しかった時に「ここまでする必要があったのかな?」と朦朧とした意識の中でちょっとだけ感じたのですが翌日からは痛みも苦しさもほとんどなく、その思いは無くなりました。
とくに感激なのは、噛み合わせと横顔!
初めてデジカメで横顔を撮影した時は、感激でした。
前歯で物を噛み切れるという事もうれしくてたまりません!
後悔は全くありません!!

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40 上下顎手術 / トントンさん

私は上下の手術を行い、上顎は『LeFort-T』、下顎は『枝矢状分割術でした。

■入院期間
3月11日入院、12日手術、22日退院

■手術
9時に手術室へ。13時半頃出てきたそうです。
酸素マスクと口からは血抜きのチューブが2本出ていました。
手術後は、ナースステーション横のNCU?という観察室のような部屋に一晩いました。
全身麻酔は本当に一瞬でした。手術台にのせられて、恐いよ〜って看護婦さんに言ったのまでは覚えているのですが、名前を呼ばれて起こされたときはもう終わっていました。麻酔が完全に覚めるまでは意識が朦朧としてその間に管がいれられたり、T字帯というふんどしのようなものをつけられたり、手術室から移動したりしていたのが朦朧としながら覚えています。
目が覚めてからは気持ち悪さ、息苦しさと痛みとで最悪でした。
痛み止めの注射は数回うってもらいました。
また、鼻で息ができないため、口呼吸なのですが、痰がからまってしまって、うまく呼吸ができず、口元から顎全体の感覚が変で、痛みもあって、とにかく苦しかったです。
すぐに水分が欲しかったのですが、与えてもらえませんでした。吸引は看護婦さんにしてもらったのですが、2回ほど嘔吐しました。(1回目はどうしても水分が欲しく水をちょっと飲んだ後と、トイレに行ったときです。)
その後、水を飲むと気持ち悪くなるということで、止められ、それでも、口呼吸なので、しきりにのどがカラカラになって耐えられず、ガーゼに水をしめしてもらい、口にあてていました。こっそり、それを絞って水?(水分)を飲んだりもしました。なかなかゴックンができず、喉が非常に痛み、ほんとうに辛かったです。この晩は一睡もできませんでした。(夜中に注射に混ぜてもらった眠剤?安定剤も効果なし)

【出血(輸血)】
私の場合は出血がほとんどなかったようで、自己血は結局無駄に終わってしまったようです。最終的に何ミリ出血があったのかは聞いていませんが、輸血は必要ありませんでした。(3回もブッ太い針さして1200CCも貯血したのに・・・涙)

【尿管】
尿の管が私はかなり苦痛で、夜にとって欲しいと訴えたのですが、なかなか聞いてもらえず、それでもしつこく訴え、最終的に抜いてもらいました。抜くときとそのすぐ後のトイレの時はちょっと痛かったです。管が入っている感覚になれず、どうも気持ち悪く、尿意があるのに、できない・・・といったもどかしさがたまりませんでした。夜中に歩いてトイレに行ったのですが、フラフラで、嘔吐してしまい、帰りは看護婦さんに車椅子でベットまで連れて帰ってもらいました。
 
■手術翌日(鼻チューブ&顎間固定)
翌朝、担当の先生が診にきてくださったときに、紙に「2,3日点滴だけでも死なないので、どうか鼻の管を抜いてください。お願いします」と書いたメモを渡しました。そして涙ながら先生の手を握って訴え、鼻のチューブを抜いてもらいました。抜くときは、ちょっと痛かったけど、それよりも血の付いた管がどんどんと自分の鼻から出てくるのを見てるほうが気持ち悪かったです。(もう一人の先生は、1週間ほど鼻からチューブで食事と言っていて、どうしてもHP等で鼻チューブの辛さを知っていた私は、それだけは避けたくて、もう一人の先生に頼み込みました。結果、作戦勝ちで鼻チューブの辛さからは開放されました)
翌朝8時頃ベットから起き、部屋の移動で、もとの自分のベットに戻りました。
それから外来に行って消毒をしてもらったのですが、ボーとしてて、どうも具合がよくありませんでした。私の場合、顎間固定がありませんでしたので、その痛みは知りません。その代わりに、2本斜めにゴムかけをしているので、始終歯は噛んだままです。

■抜糸
抜歯はまだやっていません。しばらく経過を見てからする?ということですが、いつ行われるのでしょう・・・
上唇の裏、上の歯の根元にチラっと黒い糸が見えるときはぞっとします・・・・

■食事
上記に書いたように、鼻チューブは私の場合、自分で拒否してしまったので、手術翌日から点滴のみでした。水分はとっていいとのことだったのですが、どうしてもうまくゴックンができず、のどの痛みもあって、しばらくは点滴をずーーとしたままでした。
術後、5日目のお昼からペースト食という食事が始まりました。
・重湯(おかゆの米粒がないもの)
・味噌汁の汁とどろっとした具??
・ヨーグルト
・おひたし/魚/芋類をドロドロにペースト状にしたもの

が3食常に出て、あとは牛乳が出てきました。
味はあまりおいしいものではありませんでしたが、頑張って食べました。(飲みました)最初は時間がかかったのですが、最後の方は15分ほどで完食!といった具合でした。私の場合、ストローがうまく使えず、いつもスプーンですくって吸って食べていました。でも、スプーンも大きくて、口の周りをダラダラと汚しながら食べていました。

★腫れ・しびれ・鼻の形
先生は腫れが少ない方だとおっしゃっていましたが、(母も想像していたよりは腫れてないねと言っていました)自分ではかなり腫れて正直言って、恐いくらいでした。
当日や翌日はそこまで腫れないのですが、3日目あたりは、目もうまく見開かないくらい腫れました。腫れて目がふさがり、涙腺が圧迫され?涙がポロポロと出てきて、「そんなに痛むの?」と誤解されるほど、涙も出ました。
5日目位から少しづつ引いていくという感じでしたが、全体的に鼻から下の腫れがあります。
今現在も両頬に腫れがあり、外出する時はマスクが欠かせません。私の場合、頬の腫れよりも上唇の腫れがとてもひどく、口がうまく閉じれず、現在も意識して頑張って閉じないと口が閉まりません。上顎の腫れがまだひどく、そのためと思われるのですが、少々不安です。
しびれは下顎全体にあり、抜歯するときの麻酔後のような感覚で、触れても感覚がとても鈍いです。また、下唇と下の歯茎がピリピリします。しびれや麻痺は半年くらい経てば範囲が狭くなったり、なくなったりするといわれているので、気長に待ちます。

鼻の形ですが、やはり少し変わった気がします。
もともとだんごっぱなだったので、あまり贅沢なことはいえないのですが・・・鼻の穴が少し広がって上向いた?鼻全体が大きく見える?という感じです。でも、鼻のことは私も一番気にしていたのですが、ある程度、覚悟していて、仕方がないと思っています。そこまで気に病むほどの変化はありませんでしたし、おそらく2mmくらいの話だと思っています。まだ顔も腫れているので、腫れがひいたらもうちょっと感じが変わるかな。

■まわりの反応
家族の反応はまだです(一人暮らしなので)
でも、全体的に顔が小さくなった(短くなった)、丸顔になったことは事実です。なんとなく、目がはっきりしたようにも見えます。彼氏には昔の私とは全く違う別人になったといわれました。ちょっとショック・・・?
でも、キツイ?イメージだったのはなくなり、優しく?なったといわれ、それはすごく嬉しいです。
正直言って、顔の変化は私もまだ自分の顔に慣れません。。想像していた顔とはちょっと違いました。まだ鼻の下の上唇が腫れているので、なんとなく違和感がありますが、横顔は全く顎が出ていなくて、普通の人なので、それはすごく嬉しいです。もう少し、腫れがひけばいいけど。。
友達や会社の人にはまだ会っていませんが、ちょっとドキドキです。私って気づかれるだろうか・・・

■その他
手術前の浣腸・下剤服用はなし。
 
■感想
手術後はかなり苦しかったです。HP等で入念にいろんな情報を自分の頭の中に入れてシュッミレーションして望んだのですが、実際、辛さは辛かったです。痛みも結構あったので、それも辛さの一つでした。でも、どうしようもなく耐えられないというわけではないです。手術当日と翌日、翌々日まではやはり体がだるいし、痛むし、いろんなことが不自由で大変でしたが、3日目くらいになると、それまでの辛さが一つ一つ緩和されるといった具合で、ある意味なれてきます。通常に当たり前のように昨日までできていたことが、
(普通に息を吸って吐く、つばを飲み込む、トイレに行く、など)が一瞬にして不自由になるので、多少戸惑うことは当たり前ですよね。ですが、先生や家族の支えを受けながらゆっくりゆっくり回復していきます。まだ、不安なことだらけですが、とりあえず、手術をのりきったということだけで、自分に自信がつきました。辛かったときはこのHPのキャビンさんをはじめ、みんな頑張っているんだから、自分で決めたことなんだからと自分を叱咤しながら頑張りました。まだ術後2週間弱で、腫れやシビレ、たまに痛みもありますが、これからも気を抜かずに自分のペースで自分の回復力を信じながら頑張っていこうと思っています。今まで、お世話になった方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです。そして、これから手術を受ける方にとってなにか参考になれば幸いです。

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41 下顎手術 / らーらさん

今から2年前の2001年、出っ歯な私は外科矯正することを決意しました。
しかし、いざ大学病院で精密検査をしてみると、矯正科の先生は「手術なんて必要ないです」と言い、口腔外科の先生は「切りましょ、切りましょう」と言い、私はどちらにするか選択を迫られ、外科矯正の道を選びました。
それから、治療が思うように進まなかったり、予定していた手術が延びたり・・・
そして2003年1月、4月に手術ができることを告げられたのです。
矯正前は下顎だけの手術と言うことでしたが、手術まじかになって、上顎もする方向で、自己血400mlをとりました。
結局、手術1週間前の教授診断で下顎のみの手術に決定しました。
それも、オトガイ形成術と2回に分けて! Σ( ̄□ ̄|||)!

■手術名  下顎枝矢状分割術 私は下顎を5mm前に出す手術です。
■入院期間  25日間
入院 2003年3月28日 入院は手術日の平日2日前と言うことで、土、日にぶつかってしまった為、4日前の入院なってしまいました。
手術 2003年4月1日  退院 2003年4月21日

■病院  北海道大学付属病院

■手術当日
11:00  手術着に着替え、点滴をする。
手術着は肩や腕のところがマジックテープになっていて、下半身は普通にパンツをはいて、ロングの巻きスカート状になっていました。
11:30   睡眠薬を飲む
12:30  頭に帽子をかぶり、テープで止める。
熱を測ると、なんと37.6度もあり、看護婦さんが「風邪の症状はないですかー」と慌てて飛んできました。
風邪の症状はないものの、私もかなり焦りました。
13:00  手術室に運ばれる。
これは何事?!というくらい沢山人がいました。
手術に入った時には、まだ意識はしっかりあって、自分で手術台に移動しました。
手術台に寝ると、足もとから熱風が出てきていて感動しました。
酸素マスクを2回吸ったところで、意識はなくなりました。
16:20   手術室から出てくる。
16:30  母親の「お姉ちゃん」と呼ぶ声で、目が覚めました。
自分で顔を触ってみたら、酸素マスクはしていましたが、チューブらしきものは1本も出ていませんでした。
口は5mmくらい開いたままの状態でした。
17:30  熱が37.8度 座薬をさす。
看護婦さんに「おてづだいさせていただきます」と言われ、さしてもらいました。看護婦さんって、すごいなぁ!
18:30 酸素マスクが外され、看護婦さんに「起きてみましょうか」と言われ、ベットごと起こしてみる。
ずごいタンが絡んで、ゲホゲホ状態でしたが、すでに枕元には、吸引機が用意されてあって、使い方を教えてもらって、いつでも自分で使える状態でした。
この吸引機があるとないのとでは、辛さは大違いでした。
尿道カテーテルをはずす。
ベットに座った状態で、手術着の巻きスカート、パンツを穿いたまま、スルスルスポッと抜けました。
痛みはなかったです。
パンツを穿いた状態で、こんなに早く抜いてくれるとは思わなかったので感動でした。
その後、パジャマに着替えてトイレに行ってみたのですが、尿は一滴も出なかったです。
     
夜、担当の先生が部屋に来て、手術自体の時間は2時間15分で、とても順調だったこと、出血が150mlで、元々採ってあった、自己血400mlを体に戻したことを教えて下さいました。

手術前何度も検査をして、手術の前の日に下顎を5mm前に出し、右を3mm出し、左を2mm下げる、そんな説明を聞いたのですが、全身麻酔がかかった顎の筋肉もダランとしたところで、最終的には下顎を5mm前に出し、右を5mm出し、左も3mm出したそうです。
本当にどのようにするのかは、全身麻酔がかかってからわかるということに驚きました。

■ゴム固定
ワイヤーでの顎間固定は数年前からやっていないそうで、手術の翌日の夜に前もって付けていたフックにゴムを4本かけました。
このゴム掛けの時に、私は初めて自分の手術をした執刀医の先生と、意識のある中でお会いしました。
それまで、口が開いたままだったので、ゴム掛けをして口が閉じで安心しました。
ゴムは食事のたびに、自分でかけたり、はずしたり、結構忙しいです。
8日後ゴムは3本に減り、かなり喋りやすくなりました。

■食事
手術の翌日から、普通におもゆの朝食がでました。
食事は4段階に分かれていて、ミキサー食→ペースト食→軟菜食→普通食というように変わっていきました。 
だいたい、軟菜食に慣れたころ退院という感じでした。
食事はお部屋でも、食堂でも食べることが出来たので、術前と術後2週間目からは食堂で食べていました。
 
■抜糸
術後7日目に抜糸をしたのですが、痛くて全部抜けず、翌日塗る麻酔を使って、2日に分けて抜糸しました。

■腫れ、麻痺、痺れ
術後初めて鏡を見た時は、そこには「まんぷくふとる君」がいました。
2日目は幼少のころの「おしんちゃん」、3日目は目もつぶれてしまうくらい腫れました。
首の腫れは、1日目、2日目が辛かったです。
5日目からは階段を下るように、段々楽になっていきました。
私の腫れは下顎だけの割には、両目の上まで紫色になって、執刀医の先生にまで「上顎も切った人みたいだね」と言われました。
しかし、腫れが引いて来ると、ちょうどうまくアイシャドーをつけているような感じになりました。
手術前の説明で、麻痺は特に左側に残るでしょうというお話でしたが、左側にはまったく麻痺は 残りませんでした。
むしろ、右の下に麻痺が残っていますが、あまり気になりません。
一番気になるのは、2年前に親知らずを抜いた時の痺れが右側下唇に未だに残っていることです。
私の右下の親知らず、全然抜けなくて、3回切って合計8時間もかかっているんです。
その時のほうが、今回の手術よりもはるかに辛かったです。

■料金
3月分 総医療費  96400円  自己負担額  28920円
4月分 総医療費 830310円 自己負担額 249070円
ついに100万近い顎になってしまいました。
なぜこんなに高いかと申しますと、入院費が1泊17390円(入院日〜14日以内)なんですよ。
しかし、自己負担額の内、4月分は高額療養費の対象になるので、非課税世帯の私は、20万円くらい戻ってきます。
結局8万円くらいの支払いで済みそうです。
後、手術日が2日遅ければ、5万円以内で済んだかと思うと、健康保険法を知り尽くしていただけに、ちょっと残念です。
加入していた生命保険も、手術給付金、入院給付金とも対象になりました。

■感想
ここ1.2年で顎変形症の手術の技術はとても進歩したそうで、想像していたよりも、自分はかなり楽だったと思います。
術後4日目に部屋を移動したのですが、その部屋には私より1日早く、下顎を7mmさげた手術をした方がいて、たまたま矯正科の先生も同じで、いろんなお話が出来たし、外出や外泊も出来たので、3週間はあまり長く感じませんでした。
手術前はこの手術が終われば、矯正もほとんど終わるような気がしていましたが、実際この先はまだまだ長いですし、術後のリハビリも大変です。
今回の手術では、先生もおっしゃっていた通り、見た目はほとんど変わりませんでしたが、横顔の笑った顔はもう出っ歯ではありません。
私の場合、顔が変わるのは2回目の手術の時だそうです。
次回、半年後の除去手術とオトガイ形成へとレポは続きます。

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42 術後1ヶ月+1週間の様子 / りんぞーさん

1.口はどのくらい開く?
現在1ヶ月と1週間で、親指が1本と少し隙間があるくらいの開きです。たぶん2cmくらい。
2.普通の会話ができる?
食事以外は5本のゴムで固定してますが、周りの人には「器用にしゃべれるねー」って言われます。手術後の顎間固定中に、口を閉じたまま話す事に慣れました。長時間の会話は疲れます。
3.顔の腫れは?
「まだ少し腫れてるね〜」って言われますが、自分的にはほとんど気になりません。ほっぺが少しぽっちゃりしてるくらい。
4.食事は?
奥歯で噛んでる感覚がよく分かりません。咀嚼がうまく出来ないので、きざみ食+お粥を食べてます。大きなスプーンは口に入りにくいので、プリンとかを食べる用の小さなスプーンで少しずつ食べてます。

ゴム固定をしてても、マスクをして会話すれば大丈夫かな〜って感じです。

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43 術後1ヶ月+5日の様子 / popoさん

1.口はどのくらい開く?
今は指2本くらい開きますが,歯磨きに時間かけすぎてずーっと開けてたりすると疲れます。
2.普通の会話ができる?
食事の時以外は4本のゴムかけをしています。私はプレートを噛んだ状態でのゴムかけなので,ほとんどしゃべれません。静かな場所で,表情を見てもらいながらならば会話できますが,電話はムリです。おなかの底から声を出しても,プレートにはばまれて小さな小さなささやきに変わっちゃうので,にぎやかな場所では会話できません。お買い物の時に店員さんに話す時などは,耳元にささやいてます。そうするとほとんどの店員さんはものすごく大きい声で返事してくれます(どうしてかしら?)。
3.顔の腫れは?
腫れはほとんど術前ぐらいに戻りました。頬の内側は腫れてるような気がしますが,顔は腫れてません。
4.食事は?
プレートをはずすと,奥歯がほとんどかみ合ってません。ごはんを噛むと1粒1粒バラバラにはなるけれど,噛み砕けない感じ。それでももうおかゆはイヤなので,ごはん食べてます。ほとんど飲み込んでます。お肉類は食べれませんが,おさしみ以外のお魚は大丈夫です。ネギトロとか目玉焼きとか茶碗蒸しなど,かみしめなくてもいいものならなんでも食べれます。顎間固定が3週間で,飲み物生活が続いたので,今はケーキが食べれる(飲み込める?)だけで幸せ。。ちなみに顎間固定がはずれて1週間は歯を使っちゃだめって言われました。舌でつぶせるものしか食べれなかったよ。

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44 上下顎手術 / りんぞーさん

下顎前突出があり、H13・6月から術前矯正を初めて今年の3月に外科手術を行いました。
◆病名
顎変形症(下顎前突症、上顎骨劣成長)
◆手術名
Le FortT型骨切り術
上顎後方歯槽骨切り術 
下顎骨矢状骨切り術(SSRO)
◆入院期間
H15・3・18入院
H15・3・20手術
H15・4・22退院 (約1ヶ月の入院でした)
◆鼻チューブ
1週間、顎間固定 3週間でした。
◆手術
8時半・前投薬の注射
9時 ・手術室へ。夕方の6時頃に部屋へ戻ってきたみたいです。
手術事体は記憶もなく、楽しい夢を見ていた事を覚えてます。
気がついた時は、酸素マスク・口から血抜きのチューブが2本・鼻チューブ・尿管・点滴・顔にはバンドが 巻かれてる状態でした。手術当日は意識も朦朧として、今思い出せる事も少ないです。口はプレートを噛んで、ゴムを何本もかけた状態で固定されてました。
《出血》出血は約800mlあったみたいで、手術前に3回に分けて取っておいた自己血1200mlのうち、手術中に400ml、手術後に400ml、手術翌日に400ml戻して、結局すべて戻しました。

◆手術翌日
《尿管抜去》尿管事体の苦痛は少なく、翌朝すぐ抜いてもらいました。私的には、歩いてトイレに行く元気もなかったし、「もー抜いちゃうの〜」と思ったのを覚えてます。抜くのも一瞬で痛くなかたっです。その後はフラフラしながらトイレへ歩いて行きました。
《血抜きドレーン抜去》朝9時に処置室まで車椅子でつれていかれて、消毒などをしてもらうのですが、結構フラフラしてました。ジェスチャーで「これ抜いて〜」と訴えたら、ドレーンから出ている出血も少なかったから、抜いてもらえました。抜く時の痛みというか、手術後しばらくは腫れた唇を触られる方の痛みが大きかったです。

◆手術後3日目《プレート除去してゴム固定》
顎はゴム固定の為か、寝たり起きたりすると顎が動いた感じがして、怖いし痛いし・・・。鼻チューブが苦痛で、息苦しいし、喉も痛い・・・。夜はほとんど眠れず、1〜2時間おきに目を覚まして、この頃は早く時間がたつのを祈ってました。この辺りは苦痛の方が多くて手術した事を後悔してました。朝9時に処置室に呼ばれて、プレートをはずしてゴム固定をされました。この処置が手術後やった処置の中で1番 痛かった!プレートをはずすのって口を開かないと出来ない・・と言う事は、骨折した状態の顎を動かすって事で・・、その痛みプラス腫れた唇を引っ張られて・・・泣きました。顎を正しい位置に動かす為ホントに痛かった。このまま気を失ったら楽なのに・・・って本気で考えました。

◆手術後4日目
《顎間固定》今日までゴムの固定だったから、時々顎が動く感じがあって、朝起きた時にガクッとして痛い!と思ってたら、下顎が必要以上に左にずれてたらしい・・・。ゴム固定をはずして1部ワイヤーの顎間固定をされました。固定事体はそんなに痛くなく、ゴムと違って全然顎が動く事もないから、寝起きする時の不安はなくなりました。この時はゴム固定も併用してました。結局すべてがワイヤー固定になったのは手術後6日目でした。
《顔バンド終了》この辺が顔の腫れのピークでした。先生は、すごく腫れ少ないよ〜。って言ってましたが、自分の感覚はこれ以上は腫れないぞーって感覚でパンパンの感覚でした。唇もこの辺りが1番ピークで、唇が閉じないからヨダレがダラダラでて、片手にいつも吸引チューブを持ってヨダレ吸ってました。
 
◆鼻チューブ 手術後7日目に抜去
正直、日に日に苦痛が強くなりました。唾を飲み込んだり、顔を動かすのも、チューブが喉にあたって痛かったです。抜いてもらう時は一瞬で痛みとかはほとんどなかったです。抜去後は今までがうそみたいに楽になりました。

◆食事
手術後1週目 流動食→毎食入れるのに時間かかるし嫌だった。
手術後2〜3週目 ミキサー食→まずくても飲めば一瞬。毎食10分。
手術後3週+4日目〜 ペースト食→ミキサー食にとろみがついた。
手術後4週+4日目〜 キザミ食→やっと形ある食事でおいしかった
ミキサー食が始まってからは、プリンやヨーグルトをストローで吸ってました。マックの太いストローを愛用してました。

◆抜糸
手術後2週間で、表面の見える所の抜糸。
手術後4週間で、口の中の抜糸。
感想は思ってたより痛かったです。糸を引っ張って、ジョッキッと切る感じ・・・。

◆歯茎のボルト抜去
顎間固定は歯についたフックだけでするのではなく、上の歯茎に4箇所、下の歯茎に4箇所の計8箇所に結構太いボルトが入ってて、それにワイヤーをかけて、上下の顎で固定するって感じでした。顎間固定が解除されて、自分でフックにゴム固定をするようになったら、ボルトは用なしです。ボルトを抜くのは、抜歯する時みたいに局所麻酔を口に1周して、ネジを抜く感じで専用のドライバーを使って抜きました。

◆感想
手術後4日目までは、本当に苦痛で「ここまで苦しい思いをして手術をする必要あったのかな〜。やらなければ良かった。」って思った時もありました。しかし5日目以降は徐々に苦痛から開放されて、今は手術して良かったと思ってます。まだ顔は少し腫れてたり、何でも食べれる状態でもないけれど、やはり普通の噛みあわせになった自分の顔をみると感動します。これから手術をやると決めたみなさん!やると決めた以上は先生を信じて頑張って下さい。どんなに手術後苦しくても、長い人生のほんの4〜5日です。それを乗り越えたら、普通の噛みあわせが手に入ります。

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45 下顎手術 / ありささん

●手術当日●
私の場合手術は午前11時の予定でしたが少し遅れて12時位から始まったようです。手術室に向かう前に肩に筋肉注射をしましたがこれは結構痛かったです。針を刺す時も普通の注射より痛く、液を注入する時は注入し終わるまでずっと歯を食いしばってました(笑)その後ストレッチャーで手術室まで運ばれたのですが、5〜6人の看護婦さんと先生が私の周りにいて色々と手術の準備をしていらっしゃったのですがいつの間にか意識はなく、気がついた時には部屋に運ばれていて、ストレッチャーから自分のベッドに移されている最中に何となく目が覚めました。すでに鼻チューブも尿管も入っていましたが思っていた程違和感はなかったです。ベッドに寝かされてから先生と看護婦さんがずっと大丈夫ですか?と聞いていたのですが結構元気でひたすら水が飲みたいと言っていました。本当に喉がカラカラですぐにお水を飲みたかったのですが、術後数時間は飲んではいけないとの事で我慢しました。
夜に先生が病室に来て、「鼻チューブは今は手術用に太目のものを入れているんだけど、もし今の状態でもしんどくないならこのまま入れておくけど、ほとんどの人は細めの物に入れ替えるし、今晩は抜いて明日の朝細いチューブに入れ替えましょうか?」と聞かれたので一旦そのチューブを抜いてもらったのですが、抜く時の感覚がうまく表現できないのですがたまらなく気持ち悪かったです。その後ようやくお水を飲んでもいいという許可が出たのでお水を飲んで寝ていると、夜中になってから急に吐き気がして5〜6回吐きました。何も食べていないので1回に吐く量はかなり少ないし吐く物もない為液体のような物が出てきました。顔の腫れですが面長だったのがまん丸の顔になっていてびっくりしました。あとは唇がたらこのように腫れていて、唇も唇の周りも化膿してジュクジュクしていて痛々しかったため、鏡を見るのが怖くなりました。

●術後1日目●
朝9時前に処置室に呼ばれて初めてベッドから起き上がったのですが自分では大丈夫なつもりだったのにかなりフラフラで歩けなくて看護婦さんに車椅子で連れて行ってもらいました。
まず鼻チューブを入れたのですが、入れる時本当に辛くて情けない事に泣いてしまいました。鼻から喉辺りまでは我慢できたのですがさらに奥に入れていく時に先生が「ごっくんして」と何度も言いながら押し込んでいくのですが、辛すぎてむせて無意識に先生の手を押し返していたら別の先生に手を押さえられ無理矢理押し込まれました。
次に口内消毒をしました。これはイソジンのうがい薬を薄めたものを太い注射器のようなものに入れて、かなり太目の針のような先から傷口にかけて噴射するのですが私にとって一番痛かったです。というのも手術で唇を大きく開いて擦れていた為だと思うのですが、上下唇がただれて膿んでいるような状態でずっと唇がひりひりジンジン痛かったのですが、その唇を触られてしかも大きく開かれるため、必死で我慢はしていたものの泣き叫びそうになりました。特に口角部分が一番ひどく膿んでいたのでその部分はただ触れられるだけでも痛かったです。
次に顎間固定をする為に噛み合わせを合わせるプレートを噛まされたのですが、何もなしで普通に噛むと予定の噛み合せ通りではなく下の歯がかなり後ろに下がっており、そのプレートの噛み合せに合わせるために下顎を先生が前に引っ張るのですが、これがなかなか前にいかないし、切断している骨の部分を触られるとそれが叫びたくなるような痛さでまた泣いてしまいました。あまりに私が痛がるのでとりあえずゴム固定にしてワイヤー固定は午後からにしましょうと言われ、一旦病室に戻り朝ご飯を採りました。鼻チューブから豆乳のような液体を入れたのですが、鼻チューブは入ってしまえば特に辛さはなく、食事を流し込んでいる最中も私は平気でした。
それから昼過ぎにワイヤー固定をしました。ゴムである程度前に引っ張っていたので午後に顎間固定をした時はまだ何とか我慢できたと思います。顎間固定の感想ですが、普通に上下の歯を噛んだだけならしゃべれるし口で息も出来るけど、間にプレートがあるため口で呼吸するのはほとんど不可能だったため鼻がつまったらどうしようとかなり不安でした。しゃべるのも空気が出るところがプレートで遮断されているため、必死でしゃべってもなかなか聞き取ってもらえませんでした。

●術後2日目●
毎朝9時前に処置室に呼ばれるのですが、この日は血抜きチューブを抜きました。血抜きチューブは口の中の歯茎と下唇の間に深めに差し込んであり、それを縫ってあるようでまずは抜歯をしました。唇が痛いのにまた無理矢理口を引っ張られ、泣きそうになっているところへ抜歯のためのハサミが口の中に入り糸を切られるのですが、先生が荒っぽいのか皮膚まで切られているような感覚でまたまた泣いてしまいました。抜歯をしてからチューブを抜くのですが抜く時も私にとっては痛かったし、抜いたチューブを見てこんなに奥深く刺さっていたのかと思ったらゾッとしました。その後口内消毒をしたのですが、唇が膿んでその膿が固まりかけて上下唇が張り付いてはがれにくくなっている(特に口角部分が張り付きがひどかったです)のを無理矢理はがされる感じで引っ張られて傷口を消毒されるのですが、唇の痛さと傷口のヒリヒリ感で消毒中はずっと力が入りっぱなしでした。

●術後3日目〜6日目●
この後は毎朝消毒のために処置室へ行き口内消毒のみだったと思いますが、毎朝この消毒が恐怖でした。私が痛がりすぎなのかもしれませんが(笑)
術後4日目までは体のけだるさや唇の痛み、頭痛などでずっとしんどかったのですが、5日目から急に元気になってきました。唇の膿は5日目くらいから徐々に血のかさぶたみたいに固まりだしてはがれるようになってきて、はがすと元の綺麗な唇が出てきて嬉しかったです。

●術後7日目〜14日目●
傷口の抜歯をしました。傷口が大きいので何回かに分けて抜歯をするとの事でしたが、血抜きチューブの時の抜歯で恐怖心がかなりあったのですが、女の先生がゆっくりやってくれたためほとんど痛みは感じませんでした。
鼻チューブは何日目で抜けたか曖昧なのですが確か抜歯の1回目が終わった次の日くらいだったと思います。抜けた後は口からの流動食に切り替わったのですが、流動食と言っても食事の内容は牛乳、重湯、カロリーメイトのジュースバージョン、アップルジュース、味噌汁など汁物ばかりで食べた気がしませんでした。ストローで吸っていたのですがプレートのせいでお茶のようなサラサラした飲み物ですら吸うのが大変で食事するだけで疲れました。
私が入院していた大学病院ではワイヤーでの顎間固定は2週間だったため固定したままでの歯磨きは相当難しく、唇が痛いのもあってほとんど磨けなかったため歯が黄ばんでいました。
麻痺ですが、私の場合唇と顎の右側の感覚が鈍く、水などが垂れても気付かないような感じです。指で触れたらわかるのですが、触れるとジンと軽い痛みを伴うような感じで、何もしていない時もジンジンしている時としない時があり波があります。寝る時はこのジンジンした感じが気になってなかなか眠れません。今もその状態が続いています。

●術後15日目●
ようやくワイヤー固定からゴム固定に変わりました。ワイヤーを切ってもらってから初めて口を開けたのですが2cmくらいしか開かず変な感覚でした。まずは歯磨きをしたのですが、小さめのヘッドの歯ブラシが口の中になかなか入らず無理矢理押し込んだのですが、少し歯の裏をなでただけでも歯ブラシが茶色くなってびっくりしました。歯ブラシは大人用の物ではかなり小さいものだったのですがそれですら奥歯には入らないため、子供用の歯ブラシでも一番小さいものを購入したらようやく奥歯が磨けるようになりました。

●現在●
ゴム固定はずっとしておくものだと思っていたのですが、先生が寝る時に真ん中1本だけかけておいたらいいと言う事でした。あと、骨折してる状態だから1ヶ月は噛んではいけないそうです。顔の腫れは今は少し腫れが残っていて丸顔になった感じですが外に出ても違和感はないと思います。しゃべるのも口が大きく開かない以外は普通にぺらぺらしゃべれます。
噛み合わせですがやはり下の歯が後ろにいきすぎていて上下が綺麗に噛み合っていません。奥歯だけが噛み合っていて前歯は上下が全く当たらないのです。手術をした直後から綺麗に噛み合うものだと思っていたので少し心配です。
外見ですが、私はもともと顎の長さだけでなく前にしゃくれている感じだったのですが、手術では斜め上に引き上げると矯正の先生から聞いていたのでしゃくれた感じが解消されるのかと思っていたのですが、ただ後ろに平行移動したような感じで少し不満です。でも前の顔に比べたらもちろんマシですが、キャビンさんの写真を見たらとても綺麗になられていたので、手術に対して過剰な期待をしていた為、感動する程の劇的変化ではなかったような気がします。

私は矯正の先生と、その矯正の先生を紹介してくれた歯科医の先生の二人から「手術では少し斜め上に引き上げるからしゃくれた感じが解消される」と説明を受けていたのに、手術をして下さった先生に手術前にそれを言ったら「それは噛み合わせ次第だから斜めに引き上げるかどうかは手術してみないとわからない」と言われてしまいました。それで術後に斜め上に引き上げたかどうか尋ねたら「少しは引き上げたんじゃないかな」と曖昧な言い方をされて後味が悪いです。噛み合せは合ってないのにしゃくれた感じは残っているしで正直言って大満足な結果ではないです。

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46 下顎手術(カナダにて) / マギーさん

症状:ひどい出っ歯+ガタガタの歯並び
術前矯正:約2年半
手術内容:下顎を手前に5mm引っ張りだし、プレートとネジで固定。除去作業はなしです。
手術時間:1時間15分 (予定では2時間と言われていました)

***手術当日の流れ***
10時の手術に会わせて、病院へは当日8時に受付け。

8時:名前を呼ばれると、取りあえず病院のガウンに着替え、その上から持参したハウスコートとスリッパに履き替え。直後、3種類の点滴を打ちました。(腫れを押さえるためのものが1種類あったみたいです)
9時30分:手術室控えに移動。まだ点滴中だったので、ゴロゴロとひいて移動しました。しばらくすると、当日の麻酔科の先生と軽い面談(手術室に入った後の先生の役割説明、事前に精密検査した時にお会いした医師とは異なっていた為、簡単な確認作業)し、執行医とも挨拶をかわし、宜しくお願いします、と。
10時:手術室に移動。スタッフは8名ほどいました。冷蔵庫に入っているみたいに、寒く、ベットに横になると暖かい毛布をかけてもらい、麻酔科の先生は鼻に変な液体をピューと吹き付け、ヒドイ味がしました。親指にクリップをつけられると、ポン、ポンと自分の心音が聞こえ、緊張してるのがわかりました。次に酸素マスクを当てられ、冷やり感じるかもしれませんよーと言われ、あっという間におやすみなさい....
11時45分:集中治療室にて。何らかのきっかけで、目が覚めました。グルリと廻りを見回すのですが、目がボーっとして、はっきりと物が見えませんでしたが、壁にかかっていた時計をみると、11時45分でした。執行医が傍らにいたようなきがするのですが、覚えていません。BGMがあり、少し聞き入っていたのも覚えてます。喉に不快感があり、なにかチューブでも入っているのかと思えましたが、実際にはなんいもなかったです。あと、唇が非常に腫れている感じがし、かなり不快でした。痛みはこの時点では全くなく、看護婦さんは、意識がはっきりしている方だと、驚いていました。
12時15分:病室に移動。麻酔がまだ効いているせいか、痛みは全くありません。気になるホッペの腫れもオカメの下膨れ程度で、アイスノンみたいなのは当てられていませんでした。痛み止めは、自分でボタンを押すと投入される装置をつけてもらう事によって、調整する形でした。どうやら、看護婦さんに頼むと強く打つ傾向があり(頻繁に帰って来なくてもいいように)、その分、後遺症を感じやすくなるのを避けるためみたいです。
3時頃:痛みを感じてきたので、モルヒネを数回投入しました。そんな状態がしばらく続き、その日の夜は、1時間に1回くらいの割合で目が覚めてはトイレに行っていました。それほど量的にはないのですが、トイレが非常に近く、クラクラしながらその夜は過ごしました。看護婦さんは、頻繁に冷たい水と、ホッペにあてる氷袋を取り替えるのと、血圧、胃が少しムカムカしたので、それに対する薬を投与してくれた成果があり、今朝起きた時点では、痛みは全くないのと、ボーっとした感覚もなくなっていました。

他、気づいた点です
:チューブ類は一切なし
:出血は当日の夜前までには止まっていました
:唇の感覚は翌朝には完璧にもどり、不快感はありません
:痛みのピークは当日の午後のみで、現在は頭痛がする程度です
:ゴム止めは、2個所のみです(上前歯4本めから、下の奥から2本めにかけて)
:食事制限としては、辛いものや熱いものを24時間避ける程度で、あとは全くお任せだそうです
:現在は飲み薬(錠剤)1種類とり、1週間後に外科医に診察に行きますが、抜糸はありません(糸が体内に吸収するタイプだそうです)
:ちなみに腫れはかなりすごいですよ、焼きもちが形を崩れちゃった感じで。冷凍の野菜(コーンやグリーンピーズなど)の袋をホッペにあてるといいそうで、日本にはない感覚だなーと。でも、中に入っている野菜が小さく、肌にピタっとする感覚で、かなり気持ちはいいですよ。

こうやって見ると、かなり手術は順調に行き、心配していた後遺症や痛みはありませんでした。まだ2日目なので、起きていると少しクラクラする程度ですので、ベットに横になりがちの状態です。

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47 術後1ヶ月+24日の様子 / トントンさん

1.口はどのくらい開く?
今は指1本くらい開きますが,歯磨きをした後や、長時間口を開けっ放しにしたあとは、右顎がちょっと痛いというか変な感じがします。
2.普通の会話ができる?
食事の時以外は2本のゴムかけをしています。退院直後やしばらくは発音になれず、口も開かなかったので、しゃべりずらかったのですが、今は、普通に話せます。自分で自分の声を聞いても、前と変らない気がします。
3.顔の腫れは?
腫れはほとんど減りました。ただ、頬の内側は腫れていて、矯正の装置にあたって結構痛いです。特に右側はそれが強く、矯正の装置でもっこりと跡ができたり、口内炎に悩まされます。
4.食事は?
1ヶ月半ほどおかゆとミキサーにかけたものやゼリー飲料、スープ、汁物の食事をしました。でも、1ヶ月20日たったころから少し固形のものも食べれるようになりました。おかゆはいい加減に卒業したいのですが、まだ不安なのでドリアやグラタン、卵ご飯などを食べるようにしています。お肉類はほとんど食べれませんが,薄いお肉のやわらかいものやお魚のやわらかいものは大丈夫です。よく食べたのは茶碗蒸し、豆腐です。骨が固定されるといわれる6週間はおとなしく噛まなくていいものばかりを食べていました。最初は食事に困りましたが、今は柔らかいものを食べることにもなれ、自分でも極力そういうものを手に取る癖も身につきました(笑)

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48 オトガイ形成術&除去手術 / らーらさん

下顎手術からちょうど6か月、術後の経過は良く、矯正も順調に進んでいますが、私の顎にはまだ梅干が・・・
手術のキャンセルがあったとの事で、予定より20日ほど早く、チタンプレートの除去手術とオトガイ形成術を受けることとなりました。
手術日が変更になったことを聞いたのは、入院の10日前の事です。(- -;…

■手術名   下顎骨形成術(オトガイ形成術)、下顎プレート除去術
■入院期間  14日間入院 2003年10月1日 手術 2003年10月2日 退院 2003年10月14日

■病院  北海道大学病院

■手術前日(入院日)
急遽手術日が変更になったので、母は旅行中。(^^;変わりに母の妹である叔母が付いてきてくれました。半年前に入院したばかりなので、今更病院の説明を聞くことはないと思っていたのですが、なんと本日、10月1日よりこちらの大学病院は「特定機能病院」の指定を受け、医学部と歯学部が統合され、病院の名称まで変わっていました。一番驚いたのは、4月に入院した時はパジャマは自由だったのですが、本日より入院患者は全員病院のパジャマを着ることになったそうです。しかも、一日70円のレンタル料が掛かりました。せっかくセレクトしてきたパジャマやTシャツは叔母に全部持ってかえってもらいました。そうと最初からわかっていたら、荷物半分で済んだのに〜!!

16時からオトガイ形成術の最初で最後のカンファレンスがありました。半年振りに教授登場です。周りにはずらりと顎変形症の先生方が居られました。今回のオトガイ形成術&除去は前回の執刀医とは違って、教授&助教授自らの執刀です。「一番気になるところは?」「顎の梅干・・・」半年前と同じ会話です。(^^)「検査の結果、オトガイは6mm〜7mm上に向けて出します。」ほえー、そんなに・・・(@゜▽゜;A「これは吸収製のスクリュー(ネジ)のギリギリ範囲なので、もし足りなければ、またチタンプレートで留めます。」へっ?それは3回目もあるかもって言うこと?!!クラ・・・「オトガイ形成により、梅干が100%なくなるとは限りません。」「顎のラインは変わりますが、それが本人が気に入るかどうかは、別な問題です。」ここは大学病院、絶対美人になるとかは言わないわけね。4月の下顎手術の時に5mm前に出したので、合計で11mm以上出すのか・・・・手術の前日に聞かされるのも驚きですけど、明日のお昼には私の顎も生まれているはず。おそらく北海道で一番オトガイ形成している、スーパーコンビにお任せしましょう。しかし睡眠薬を飲んだのに、3時間くらいうとうとしただけです。

■手術当日
8時40分に病室の皆さんに見送られて、ストレッチャーで手術室へ。12時55分に病室に戻ってきたそうです。意識がかすかな中で、担当の先生が「予定通りでした」と、にっこり微笑んだのがわかりましたが、私はまたすぐに眠ってしまいました。それから2時間後には、尿道カテーテルもはずしてもらって、歩いてトイレにも行けました。前回の手術の後は、気分がすっきりしていたのですが、今回は出血が300mlあったそうで、貧血状態でフラフラしていました。18時30分、スーツケースをひいて母登場!それにしても、私のオトガイには何が使われたの〜???
      
今日から歯磨きもしてもいいと言うことで、夜、洗面所でやっとの思いで、歯を磨いていると、担当の先生が来て、やっとお話が聞けました。(立ち話)「いやー、もうギリギリだったよー」「6mmちょっとオトガイを出したんだけど、それじゃあガタンと段がついてしまうので、除去したあたりの骨をうすく削って、オトガイに移殖して、吸収スクリュー3本で留めました。」「今まで無理して口を閉じていたから、オトガイの筋肉がすごく堅かったけど、これからは口も閉じやすくなるからね」とのお話。ということは、チタンは使わなかったから、3回目はなしって事ね?!よかった!!( ̄∀ ̄)b

■食事
手術当日の夜からペースト食(おかゆ)が出ました。退院する頃には普通食が食べられました。
 
■抜糸
術後6日目に抜糸をしたのですが、オトガイの糸は3層構造になっているらしく、塗る麻酔を使ってもなかなか抜けず、4日間に分けて抜糸しました。この糸が一気に抜けていたら、10日間の入院で済んだと思います。

■腫れ、麻痺、痺れ
前回の下顎手術に比べたら、全体の腫れはかなり少なかったですが、とにかく、オトガイ部分と首が腫れて、吸収スクリュー(ネジ)が入っているというよりは、靴べらが入っているみたいな感じでした。スクリューだけで、吸収プレートは使っていません。下唇が腫れて、上の歯しか見えなくなってしまい、術後の3日間くらいは、また出っ歯に戻ってしまったんではないかと、本気で心配しました。腫れは1週間ほどで、かなりひいてきました。5日目くらいまでは身体がすごくだるかったです。手術前の説明で、オトガイ形成だけでも麻痺は出ますと聞いてはいましたが、手術の夜、歯磨きをしたら、下の前歯が全部なくなってしまったのではないかと思うほど、感覚がまったくありませんでした。麻痺は徐々に快復してきて、術後1ヵ月の現在はほとんど気になりません。今回の手術でも痺れは出ませんでした。しかし、2年半前の親知らず抜歯の時の痺れは、しっかり残っています。

■料金
10月分 総医療費  723410円  自己負担額 221370円
前回も入院費が1泊17390円(入院日〜14日以内)もして驚いたのですが、10月1日より一泊19390円と2000円もアップされておりました。しかし入院費が上がっても、今回は月をまたぐ事もなく、医療費はすべて高額療養費の対象になりますから、私の場合は食事代などを含んでも、最終的には5万くらいの支払いで済みそうです。

■生命保険会社の給付金
私が加入している民間の生命保険の手術給付金は、前回の下顎手術の時には、すんなり支給されたのですが、オトガイ形成術について電話で問い合わせたところ、対象にならないと言われました。大学病院に正式な手術名を問い合わせたところ、下顎骨形成術と言われ、保険会社の診断書には「下顎骨形成術」とだけ書いてもらい、無事手術給付金が支給されました。大学病院の先生のお話では、逆にオトガイ形成術と書かないと支給されない保険会社もあるという事で、手術名の欄には下顎骨形成術(オトガイ形成術)と書くことが、一般的なようです。同じ手術でも、保険会社や保険の種類や加入した時期によって、様々なようですので、これからオトガイ形成術を受ける方は、前もって保険会社に問い合わせされたほうがよいと思います。除去手術は手術給付金の対象にはなりませんでした。対象になる会社もあるようです。入院給付金は支給されました。

■感想
矯正科の先生は元々、外科矯正することには大反対でしたし、下顎手術をした執刀医には、オトガイ形成までは必要ないと言われました。でも、私はせっかく矯正を決意して、下顎手術まで受けたのですから、機能面、審美面の両方を考えて、オトガイ形成は私から強く希望しました。術後3日目に顎のテープを取って、新しい顎とご対面したのですが、まず思ったことは、「妹とそっくりだー!」(爆笑)私達姉妹は全然似ていませんでしたが、オトガイを出したら、頬から顎にかけてのラインがそっくりになりました。梅干は口を閉じた状態だと、まったくわからなくなりました。むしろ、笑った時にちょっと余韻が残っている感じです。でも、私にしかわからないようなものです。Eラインはばっちりです。入院中、ビーズを沢山持っていってアクセサリーを作ったのですが、本に出てくるチョーカーのモデルさんのようなラインになって、今、やたらとチョーカー作りに燃えています。ただ、他人はそれほど気が付かないみたいです。手術後「痩せた?」と聞かれることが多いですが、実は1kgも痩せていません。オトガイ形成をしたことを知っている友達は、「顎出たねー、今度はわかるよ」と言ってくれます。前回は悲しいくらい誰も気が付いてくれませんでしたから。術後の最大の違いは、二重アゴにならないことです。どんなに痩せても、いつもいつも丸顔の二重アゴでした。やっぱり、下顎もオトガイ自体も小さかったんですね。今回は10月の入院と言うこともあって、顎変形症の手術の患者さんは少なかったです。むしろ舌癌などの患者さんが多くて、20時間以上かかった手術のお話を聞かせていただいたり、すごい傷跡を見せていただきました。私も沢山悩んだ時期はありましたが、それに比べれば、顎変形症なんて病気のうちに入らないなぁと、色々考えさせられる2週間でした。