外科矯正入院中の日記-プレート除去手術をしました。

このページは、入院中の日記です。

11月25日(月)・・・入院日

とうとう除去手術入院の日が来ました。
とっても緊張しています。
夕べは一睡も出来ず・・・でした。

ちょっと早めの新幹線に乗り、大学病院まで来ました。
約束の時間まではかなりあったので、しばらく1階の待合室にいました。
かなりドキドキ。
約束の時間、40分前くらいになり、受け付けに入院書類など出し、その後口腔外科へ行きました。
口腔外科の受け付けには知っている看護婦さんがいました。
待合室で待っていると、主治医の先生が診察室から出てきて、「体調はどう?風邪はひいていない?」と、いつもの笑顔で声をかけてくださいました。
主治医の先生のあの笑顔は、ほんとホッとします。
私は緊張しながら、「はい。」と。
少し待っててと言われ、ぼ〜っとしながら待っていたら、看護婦さんが診察室から出てきて病室まで案内してくれました。
予想していた病室とは正反対の病室が今度入院するお部屋でした。
病室に着き、荷物の整理をし、パジャマに着替えました。
それからしばらく暇で、部屋でまたまたぼ〜っと。

部屋の中をぼ〜っとしながら見回していると・・・
ベッドの所に掛けてある自分の名前の書いたプレート?みたいな所に、担当の先生の名前が記入されているんだけど、私の主治医の先生の名前のないのを発見!!
あれれ?除去手術は主治医の先生がしてくださるのではないの?
一瞬不安になりました。
どうしよう、どうして〜???
たまたま病室に来た看護婦さんに聞いた所、半年ごとに外来と病棟の先生が変わるという説明をされました。
でも、○○先生にお願いしてあるなら、手術はその先生がしてくださるから大丈夫よ・・と言われました。
でも確認してみてね!・・・みたいに言われ、ちょっと不安。

お昼近くになり、担当の看護婦さんが明日の手術用のバスタオルを取りに来ました。
明日の手術開始時間は10時15分だと言われました。
その後体重・身長の計測などしているうちに、あっという間にお昼の時間になりました。
お昼の食事が終わると、今度はお風呂。
翌日手術の人は、前日の午後一番に入浴することになっています。
お風呂から出てしばらくすると、月曜日恒例の教授回診。
診察台に座ったら、見たことのない女の先生が、「担当の○○です。」って。
思わず、「手術は○○先生(主治医の先生)がしてくださるんですよね?」と聞いてしまいました。
「そうですよ。」と言われ、やっと安心しました。
相変わらずたくさんの方々に囲まれての診察は、かなり緊張。
でも前回の入院の時に比べたら、全然平気だったけど・・・

午後2時、検温、血圧測定。
少しすると手術室の看護婦さんが説明に来ました。
お部屋から出て、帰ってくるまで全て合わせて1時間だそうです。
次にまた病室担当の看護婦さんが問診に来ました。
それが終わったら、担当の先生に処置室に呼ばれました。
顎の手術の時と同じく、アレルギーのテスト、口腔内を見たり、写真撮影、問診などなど・・・

そんなことが終わり病室にいると、
主治医の先生が明日の手術についての説明をします、ということでまたまた処置室に呼ばれました。
特に難しい説明もなく、問題点として顔が腫れるかもしれないという説明をされただけでした。
夕食をとり、歯磨きをいつもより念入りにし部屋でウロウロ(笑)。
9時近くになり看護婦さんが安定剤を持って来ました。
それを飲んだらあっという間に寝てしまったようです。

11月26日(火)・・・除去手術当日

(下顎の手術後189日目)

いよいよプレート除去手術の日です。
夕べは薬が効いたせいか、ぐっすり。
起床のアナウンスとともに目が覚めました。
検温、血圧測定後、またまた眠ってしまいました。
7時になり、看護婦さんが私を呼ぶ声で目が覚めました。
7時以降はもうお水も飲めないけど、、、って。
この時一口だけ飲みました。
このあとの記憶、あまりよく覚えてないんだけど・・・(^^;;
また少し寝てたような???(笑)
手術着に着替える前に、洗顔、歯磨き、トイレは済ませておくようにと指示が出ました。
今回は手術着の下は、パンツだけ履いててOKだと言われました。

その後は・・・
安定剤。
腕に麻酔のテープ。
9時45分に点滴開始。
(この時、父にストレッチャーに寝ている自分の姿の写真を撮ってもらいました。)
10時15分に手術室へ。

今回の病室は、手術室までかなり遠かったので、廊下を通る時、周りの方の視線が恥ずかしくて、毛布で顔を隠してました(笑)
手術着に着替えたり、腕に麻酔のテープを貼った時のことはかすかに覚えている程度なんだけど、ストレッチャーの上で点滴が始まった瞬間から、病室から手術室へ向かう時の記憶はばっちり覚えています。

手術室の1枚目の自動ドアが開くと、手術室の看護婦さんが名前を聞いてきました。
そこで病室から掛けていった毛布を、手術室用の掛け物に変えました。
そして2枚目の自動ドアが開きました。
主治医の先生を一番先に発見。
コンタクトが入っていなかったけど、何となく見えました。
病室から運ばれていったストレッチャーから、今度は自分で手術台へ移動しました。
顎の手術と違って、手術着は脱がなくてもOKでした。
手術室の様子を一瞬見回しました。
目が見えないから、よくはわからなかったけど、あの手術用のライトはしっかりわかりました。
またたくさんの人がいるのもわかりました。
心電図などのいろいろな機械をつけられ、鼻には酸素の管?を付けられました。
そう、麻酔科の先生にも名前を聞かれたなぁ・・・
目隠しをされ、手術開始。
手術中の内容って、意外と覚えていません。
周りの話している声は聞こえていたけれど、正直あまり覚えてません。
歯茎に打つ、麻酔の一打めで「痛い〜」と叫んだような・・・?
主治医の先生の「右側のプレートは取れたよ。」という声は聞こえたような???
左側のプレート除去中かちょっとよく覚えていなんだけど、左側の処置をしている時、かなり痛かったことは覚えています。
麻酔が切れ始めていたみたい・・・?
手術中に左下奥歯のブラケットが外れ、その処置をしている時も痛いと言っていたような。
麻酔科の先生が痛み止めの薬を入れてくれたのですが、効かず。
更に違う痛み止めを入れてくれたら数分でおさまりました。
「お部屋に戻りますよ。」と、ストレッチャーに移され、手術室を出る時、時計を見たら11時15分でした。
予定通り1時間だなぁと思いながら病室に戻りました。
部屋に着き、ストレッチャーからベッドには自分で移りました。
それからしばらくうとうとしていました。

午後になりコンタクトを入れ、パジャマに着替えました。
ベルトとアイスノンは前回の手術と同様、装着してます。
特に痛みはなく、何となく腫れてきたかな?程度。
水分もとってもいいということで、お水を少し飲みました。
その時口の中を見たら、血だらけ・・・
微熱はあるけど、身体は全然だるくないなぁ。
顎の手術の時と大違いだなぁ〜と。
今日一日のこと、振り返ってみると・・・
ストレッチャーに乗っている時から手術室へ入った直後のことと、手術が終わり病室へ戻る時のこと以外は、かすかに思い出される程度で、記憶があまりないんだよなぁ。

夕食はお粥食が出てきました。
怖くて噛めないけれど、舌でつぶしながらほとんど食べられました。
特に傷にしみるとかもなかったです。
食事が終わりしばらくすると抗生剤の点滴でした。
1回目失敗で、2回目で成功。
私の血管、細いらしい・・・
点滴をしてくださった先生は、
私の手術の時に立ち会ってくださった麻酔科の先生だったので、「私、歯茎に打つ麻酔の時に騒いでいませんでしたか?」と聞いてみたところ、「そうでもなかったよ!」って。
ほんとかなぁ・・・???
記憶では騒いでいたような気がするんだけどなぁ・・・(笑)

寝るちょっと前少し傷の痛みが増してきたので、薬をもらいました。
すぐ薬が効いたようで、ホッとしました。
何とか眠ることが出来ました。
(夜中に数回目が覚めたけど・・・)

11月27日(水)・・・術後1日目

目が覚めて、最初の検温は36.8度。
身体のだるさ、痛みは全くなし。
腫れは下膨れ程度。
左右の頬に飴玉を1個ずつ隠しているみたいな感じ。
朝食はあまり食べれなかったです。
何となく食欲がありませんでした。
食後、歯磨きが出来ないから、何となく気持ち悪くて・・・
イソジンでの軽いうがいしか出来ません。

9時頃の先生方の回診で、ベルトと歯磨きのことを聞いてみました。
ベルトは、今日、明日くらいつけていればいいと。
歯磨きは歯磨き粉をつけずに、傷にあたらない程度ならOK。

それからしばらくすると処置室に呼ばれました。
この処置が痛い、痛い・・・(泣)
傷口を押し、悪い血液を出すらしいのですが、もう痛くて涙しました。
傷口から細い管が出ていたようで、それも外しました。
2センチくらいの管だったかなぁ・・・

処置が終わり、部屋にいたら抗生剤の点滴をしに先生が来ました。
左右に合計3回したけど、針が入らず、違う先生が来ました。
その先生も2回失敗し、3回目で入ったのですが、点滴を流している間中、腕が痛くて・・・
漏れてはいないから平気だと言われたけれど、あんな痛みは初めてでした。
午前中の点滴は結局5回失敗され、6回目で成功。
点滴が終わりそうになったので、ナースコールを押しました。
5回も失敗されたんです、、、と言ったら、かわいそうに・・・って、看護婦さん。
でももう今晩から抗生剤の服用になるらしいから安心してくださいだって。
よかった、よかった。
針が入りにくいから、口からに変更したのかなぁ?

お昼の食事もまぁまぁ食べられて、病院内を少しウロウロ・・・あのもじもじくんの姿で(笑)
もう暇で暇で仕方ないです。
身体は全然だるくないし、痛みもないし。

夕方になり、レントゲンを撮りに行くように指示が出ました。
今回は口元の辺りの写真、1枚のみでした。

夕方の先生方の回診の時に、「退院はいつ頃ですか?」と聞いたら、担当の先生方、笑っていました。
「主治医の先生と相談してみますね!」と・・・

夕食はほとんど食べられました。
お粥食だから、噛まずに飲み込んだって感じだけど・・・
歯磨きがちゃんと出来ないから、装置に絡まると大変だし、だから舌でつぶして、飲み込みました(笑)
抗生剤も看護婦さんが言ってた通り、服用に変わったし。

夜8時半近くになり、主治医の先生が病室に来ました。
頼んでおいたアンケートを持ってきてくださいました。
「退院したいんだって?」と、笑顔で主治医の先生。
私「は、はい。(笑)」
「あさってなら、まぁいいかなぁ。抜糸は外来ですることも出来るし・・・」と、先生。
以前は退院後に抜糸もしていたそうです。
傷の治りも大丈夫そうだということで、あさっての退院の許可が出ました。
またわがまま言ってしまったなぁと、ちょっと反省。
でもこんなに早くに退院できるとは思っていなかったから、すごくうれしいです。

その後両親に電話をいれ、退院できるということを言ったら、驚いていました。
来週までいたらいいのに・・・(笑)みたいに言われたけど。

消灯の時間になり、お布団の中に入ったら、何だか寝付けなくて・・・
またわがまま言っちゃったなぁって・・・
予定通りに、抜糸してからの退院のほうがいいのかなぁって。
いろいろと考えてたら、なかなか眠れず・・・

11月28日(木)・・・術後2日目

夕べはなかなか眠れませんでした。
本当に退院していいのかなぁ・・なんて考えたら、なかなか寝付けなくて。
またわがまま言っちゃって。
どうしようもない患者だ!って思われているんだろうな・・・

朝食はあまり食べられませんでした。
何だか食欲がなくて・・・
何となく左側の傷に痛みがあるような?
気のせいだろうけど。

今回はあまり腫れなかったから、いつが腫れのピークだったのか、自分ではよくわかりません(^^;;
昨日?今日?
写真も撮っていたけど、、、ん〜〜〜〜(笑)

9時頃、いつも通りの朝の回診。
その後、術後初めてのお風呂に入りました。
すごく気持ち良かった!
お風呂に入っている時に、処置に呼ばれたらしく、入浴後慌てて処置室に行ったら先生方は誰もいませんでした。
看護婦さんが探してくださったんですけど、見つからず。
また後でということで、病室に戻りました。
少し待っていると、看護婦さんが先生が見つかったので、すぐ呼ばれると思いますということを知らせに来てくれました。
少しだけ荷物の整理をし始めたら、処置室に呼ばれました。
傷の具合もよく、明日退院は決定です。
歯ブラシの使用は許可がでているのですが、歯磨き粉は抜糸が終わるまで使用しないほうがいいって。
あとはイソジンでよくうがいをしたり、ウォーターピックを使ったりして口の中を清潔にしておくようにとのことでした。
歯磨き粉を使わない歯磨きって、磨いた〜って感じはしないけど、術後だから仕方ないなぁ・・・
口の中がさっぱりしなくて不快だけど。

そう、保険の用紙(入院証明書)は、一度返してもらうことにしました。
私が加入している保険は、入院何日目から出るかわからないので、保険会社に電話してから書いてもらうか決めることにしました。
担当の先生にお話したら、とりあえずまだ書いていないので、あとで病室に持って来てくださるとのこと。

抜糸は、来週の金曜日に予約を入れました。
糸が肉に埋まってしまうか聞いたら、その頃なら大丈夫だと。
ホッとしました。

そんなことしていたら、あっという間に昼食。
半分くらい何とか食べられました。
おかずが苦手な物ばかりだったので、半分しか・・・

食事も終わり、また病院内をウロウロ。
2時には検温なので、病室に戻りました。
看護婦さんに、退院の日のお薬と会計に関する説明と、退院療養計画書をもらいました。
いよいよ退院だなぁ〜。

夕方の先生方の回診までしばらく暇なので、パソコンを出し、日記など打ち込みました。
また窓の外を眺めて、この病院に入院するのもこれが最後だなぁって。
ちょっと寂しい気もするけど・・・
半年前の入院のこと、今回の入院のこと・・・
今頭の中をグルグル回っています。
この病院に入院できて、本当によかったなって。
顎の手術の時は、いろいろ大変だったけど、除去手術も終わり、除去されたプレートを見ると何だか涙が・・・
病院の先生や看護婦さんには感謝でいっぱい。
また前回も今回もたくさんの患者さんと接して、いろいろなお話を聞けて本当によかったです。
しばらくの時間、こんなこと考えてぼ〜っとしてました。

夕食を済ませ、歯磨きもし、寝るまでの時間、同室の患者さんといろいろとお話をして過ごしました。
今回は三人部屋で、二人とも年配の方でした。
とても楽しい方々で、おなかが痛くなるほど笑いました。
気がついたら、消灯時間でした(^^;;

11月29日(金)・・・術後3日目・・・退院の日

予定よりも4日も早くの退院です。
傷のなおりもいいので抜糸は外来でしても問題ないと。
午前中の退院にしようかとも思ったのですが、荷物の整理などもあるし、急がなくてもいいかなと思い、午後の退院にしました。
そのほうがゆっくりしていられるし。
同じ病室の方とたくさんお話したり、また違う病室の方とお話したり。
荷物の整理をしたり。
看護婦さんにお礼を言ったり・・・
10時過ぎには会計を済ませ、持って帰る薬を薬局に取りに行ったり。
午前中はそんな感じで過ごしていました。

腫れは小さい飴玉が入っている程度の感じ。
口の中は腫れています。
痛みは全くありません。
身体も特にだるくもなく、いたって元気!(笑)

昼食の時間。
これで病院での食事は最後。
いよいよ退院だなぁ〜って。
お粥は何とか食べられたけど、おかずは半分くらいしか食べられませんでした。
歯磨きをし、着替えて新幹線の時間待ち。
1時半になり、荷物を持ち、病室をあとにしました。
同室の方二人が、病院の玄関までお見送りしてくれて・・・
タクシーに乗り、これで外科治療も終わりだなぁと思ったら、うれしい気持ちと寂しい?気持ちが・・・
タクシーの窓から見える街並み、あと何回見ることになるのかなぁ・・・
そんなこと考えながら、駅まで行きました。

新幹線の中でもいろいろなことが思い出されて。
前回の入院のこと、今回の入院のこと・・・
いろいろ考えていたらあっという間に地元に着いてしまいました。

駅に着き、改札を出たら、父が迎えに来てくれていました。
そして、車に乗り自宅へ・・・

プレート除去入院を終えて・・・

顎の手術の時ほど不安ではなかったけど、
でも入院前日は一睡も出来ないくらい緊張してました。
やはり手術となると怖いもの・・・
でも、心配してちょっと損した感じです(笑)。
意外と平気でした。
自分のわがままから、予定よりかなり早めの退院で、あっという間の入院生活でした。
退院後に抜糸が残っているけど、
これでもう外科治療は終わりなんだなぁ・・・
この病院に入院することもないんだなぁ・・・
と思うと、ちょっぴり寂しい気もします。
でもでも全て終わった・・ということに対しては「うれしい」というのが本音(笑)

プレート除去手術を迷っている方へ・・・
顎の手術の時と比べものにならないくらい、ラク?でしたよ〜
私の場合、腫れもそんなになく、痛みも手術当日にちょっとあったくらいで、身体もだるくなかったし。
何しろ、チュ〜ブ系が何もなかったから、その点でも精神的にラクだったのかもしれないけど。
(全麻での除去の場合は、尿道カテーテルはあるようですが・・・)
こんな軟弱者(笑)の私でも、無事除去手術を受けることができたし。
あまり怖がらなくても大丈夫(*^-^*)v
頑張ってください!


プレート除去手術という、最後の外科治療が終わった今、前回の手術の時も含めて、入院生活を振り返ってみて・・・
いい先生、看護婦さん、病院スタッフの方にめぐりあえて幸せだったなぁって思います。
もう感謝でいっぱいです。
入院前、自分で考えていた大学病院のイメージとは全然違いました。
みなさん、いつも笑顔で、優しく接してくださって、親切で・・・

主治医の○○先生、担当の先生、看護婦さん、その他スタッフの方々・・・
「大変お世話になりました。わがままな患者でごめんなさい(^^;;本当にいろいろとありがとうございました。何てお礼を言ったらいいのかわかりませんが、感謝の気持ちでいっぱいです!また、外来に行った時は、よろしくお願いします。」