写真Page[10]トレーナー(矯正器具)の写真

トレーナー(矯正器具)の写真です。

はじめに

ご存知の通り、私は受け口だったため、下顎を下げる、という外科手術を受けました。
そのため、口の中で舌が余っているような感じが術後しばらくしていて、とても話しにくかったです。
数ヶ月経つと、そんな感じはなくなりました。
しかし、舌の癖でどうも下の歯を前に押し出しているらしいんです。
そのため、下前歯に隙間が出来やすく、何度も治しているんです。
このままの舌の状態だと、装置を外した後のことが心配だ!と言う矯正歯科の先生の薦めで、「トレーナー」という器具を使って、舌の矯正をすることになりました。
この器具は、術後でないと使えないとのことです。
(外科手術をともなわない矯正をしている人は、矯正開始から使えるようです。)

また、このトレーナーという器具の目的は・・・
歯や顎の異常な発達の原因となる筋機能癖の矯正を助けること。
例えば、舌突き出し、異常な飲み込み、口呼吸など。
(器具の説明書の療法の目的より)

先生、病院によっても治療方針や考え方などは違うと思うので、必ずこの器具を薦めるとは思えませんが・・・興味のあるかたは、一度矯正の先生にお聞きになるといいと思います。

トレーナー紹介

トレーナーって、こんな感じの物です。透明で、やわらかい素材で出来ています。(タッパーの蓋のような?そんな素材)これを、起きている時に1時間と寝ている間に装着します。溝になっている部分に、上下の歯をはめ込みます。まだ数日しか使用していないので慣れていないため、装着時にはかなり違和感があります。起きている時は、まぁ、いいのですが、寝る時の装着は、なかなか寝付けなくてしんどいです。寝ている時、無意識に外していて、朝起きたらティッシュに包んで枕元にあった・・・と言うこともありました(笑)。

タンタグ

上の写真の点線○の部分がタンタグ。装着時には、タンタグを舌の先端で触れるようにします。舌の正確な置く位置を、覚える・・と言うことなんでしょうね。

トレーナーの説明書より

ご参考までに、トレーナーの説明書を記述しておきます。なお、このページでは商品名は出さず、「トレーナー」と記述しています。

使用上の注意

矯正歯科医師・歯科医師の指示に従ってトレーナーをタンタグを上に向けて口に入れてください。
タンタグを舌の先端で触れるようにしてください。
上下の唇を合わせ、鼻で呼吸をするようにしてください。
トレーナーに軽く歯をおさめてください。
噛んではいけません!
日中1時間と夜間の睡眠中に毎日使用してください!
授業中、読書、TV、PCの使用時、または遊んでいる時でもトレーナーを使用してください。
使用後は流水でよくすすぎ容器に戻しておいてください。
ブレースを最初に付けた時に、歯、歯茎、口の軟組織などに痛みが感じられるかもしれません。
トレーナーはそれらの損傷や不快感を減じてくれるでしょう。

トレーナーの概要

1.誘導溝(トウースチャネル)
2.ブラケットと矯正用アーチワイヤーをのせるアブライアンスチャネル。

筋機能の訓練

3.タンタグは、筋機能やスピ〜チ療法と同じように、舌先の正しい位置を保つためにあります。
4.タンガードは、装着時に舌突き出しを止め、鼻を通して呼吸するようにします。
5.リップバンパーは唇筋の活性を抑えます。

顎の位置正常化

6.装着した時に正しい顎の位置が保たれます。
舌突き出しの回避と呼吸モ〜ドの変化の両方がクラスIIの矯正を助けます。
7.翼状のスプリントは、こめかみと下顎との関節の脱圧によってTMJ症状をやわらげます。

トレーナー療法の目的

トレーナーを使用する目的は、歯や顎の異常な発達の原因となる筋機能癖の矯正を助けることです。それは、舌突き出し・異常な飲み込み・口呼吸などです。さらに、歯列矯正の初期段階において不快感を引き起こすブラケットやワイヤーによる刺激から口の内側の軟組織(唇や頬)を保護します。

最善の結果を得るためのトレーナーに関する助言

トレーナーを装着した時には、口は閉じていなければなりません。
トレーナーを口から外した時も唇は軽く合わされ、呼吸は鼻のみを通して行わなければなりません。
舌の先端は常に(たとえトレーナーを外した時でも)タンタグの場所に置くように記憶させてください。
歯列矯正医師・歯科医師の指示に従い、最低6〜12ヶ月間使用してください。
トレーナーが睡眠中に外れることがあっても夜間の使用に耐えてください。
もし夜間を通しての使用が不可能ならば、日中の使用時間を増加してください。
筋機能の癖や顎の位置を正常化することによって達成される好ましい顔の変化に注目してください。